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ID/ASDっ子 母が何を考えたか健忘録 思索は変わっていきます。書いて、考えたい。書くことが発散。もやもやをつきはなしていきたい。

三人行

ホワイト・バレット(白い銃弾?とかそんなかね、言葉は)を見た。トーさんです。

映画そのものに出てくるタイトルは三人行 THREE。

三人行 THREE で良かった気が私はするけどそれだと人が見にきてくれないかなってなったのかな。いいタイトルだと思うんだけど。内容がぴったりで。

 

三者三様なアクト。行い。みんな考えてることが違ってて・・・

 

三人行はたしか論語・・・どんな意味だったろうか・・・とおもってみてみたら、三人いたら一人は先生がいる というような解釈のものらしい。

漢文がわかりやすい、すごくいいホームページです。

三人行けば、必ず我が師あり。その善なるものを択びてこれに従い、その善ならざる者にして之を改む。

 三人とは、ルイス・クーさん演じる刑事、刑事が追う共犯者のカギを握る強盗団の一員ウォレス・チョンさん、でずっと気がついてなかったのが三人目の女医さんが、ヴィッキー・チャオさんということ。
彼女はみごとにあまり華やかでない、こころ固くなに生きるお医者さんを演じておられたため、彼女だときがついてなかったという。

 

映画はとても気に入りました。

 

三人のありようのために、それぞれの思いと裏腹な展開をしていく。

三人行けば、なんとやら。

 

ルイスさんの刑事さんは頭でっかち。でっちあげてでも、星を追うためならそこに躊躇がない。

ウォレスさんは知能指数の高い人。ヴィッキーさんが持つ自分の医者としてのあり方をつつくためにジュネーブ条約?をネチネチとたたみかけ電話をつなげるところは、彼の博識さと彼の取引上手なクレバーさを際立たせるシーンですきでした。

ヴィッキーさんは、お医者さんとしては優れた人のはずなのだが、心が頑なで、鬱々としてるように見える。そしてたぶん大陸からきて今の地位を築いた苦労人のようだ。


トーさんの映画はセリフからその人の人生を想像して楽しむのができるのでいい。
ああ、こころかたくもなるわな。とか。
少ないやりとりから、どんな人かを感じるために、そこで演じてる役者さんの演技は大事だ。いつもいい役者さんをあつめてるのか、指導の賜物なのか。うふふ。

 

今回トーさん名物おいしいがない。
あるとしたら、おなじみさんの盧海鵬さんが食べるシーンぐらいだろうか😭ちょっと汚いねんな食べ方とか。

でもまたこの盧海鵬さんがやらかしてくれるのだなあ。
ほんとええ味の役者さんやで。私のトーさん映画歴の中で彼のナンバー1は奪命金サラ金の社長と、ナンバー2はスリの社長さん役です。
こんな役者さんそうはいないね。ほんと。顔とかもう面白すぎる。

脳外科病棟が舞台のようですが、彼は、患者さん。脳の機能的なことで病院のお世話になってる人なのだろうか・・・
カギを集めるこだわり行動みたいなのがあるのですね。わたしらに意味がないことだけど、彼には必然だからそうゆう行動をしちゃう。うちの子の仲間とかでもいるなあ♫こだわり行動とかで一蹴されるやつ。


そういう行動を誰も管理しきれないので、拘束帯でベットに繋がられています。行動についての支離滅裂さとちがって、おしゃべりなどは軽快で、元気だから診る人からしたらめんどくさいお客さんって感じだろうか。
彼の鍵をあつめるこだわり行動が、ゆきちゃんがおとした、手錠の鍵とつながり、そこにきがついた、ウォレスさんともつながる。

 

このあたりがトーさんのゆう、劇場型な出来事なんだろな。おもいもしないことが人生にはある時もね。的な。

 

しかし鍵にきがつかなかったら、もしかしたらウォレスさんは、身体的に助かってたのかなともおもうのだけど。人生は裏腹。

 

そしてゆきちゃん。ゆきちゃんはだんだんと気がついていく。
きがついたけれど、事件は起こってしまった。ゆきちゃんはお尻をブスリとやられたり今回も大変だ。
ほんとうに監督はゆきちゃんがすきだと思う。
そしてゆきちゃんの役はゆきちゃんにぴったりだね。

このように、三人だけでないのだ、いろんな人の行いが重なっていく。

 

他の人の行動が重なるという点では・・・

ヴィッキーさんの上司のお医者さんも、いい。
わたしはこれまでトーさんの映画ではキレキレ存在(理由なくキレてるように見える役)の役で見る、張兆輝さん。包容力のある上司という感じの役でそれもおもしろかった。あ、キレてない。って。
彼も物語のエッセンスだ。ヴィッキーさんの役のひとが、その後自分を取り戻すのだけど、そこに行き着くまでの象徴的存在だと思う。

 

これまた彼女の患者さんで、彼女の手術がうまくいってないと不満を抱えてる患者さんがいたのだけど彼も、ヴィッキーさんの葛藤からの復調というところでキーパーソンだと思います。大銃撃戦の中、彼が体が動くようになり、クララが立った!みたいなことがおこり、それを彼女に報告してる時の彼女の表情もひとつの氷解を表してたみたいに見えました。ちょっと面白シーンみたいになってるんだけど・・・

彼女が成功しなかった手術の人の奥さんもすごくいい演技だった。

 

ギャング達のうちの一人に、レイモンド・ウォンさん。ああ、トーさん組やなあ。
こんかいは特に絡みはなく、淡々と銃弾戦の時に登場する。安定のトーさん組みなんでしょうね。少ない説明で状況を演じれる。

この銃弾戦がトーさん名物長回しなのだけど、ゆっくりなカメラでの長回し。人が吹っ飛んでいく様子が漫画みたいで、集中して見入ってしまう。

90分弱の私の好きな尺構成の映画であった。2016ねんとかにしてあっぱれな構成わたしには。

やっぱし90ぷんくらいに、すべてが無駄じゃないシーン。これが、わたしのすきな香港映画さなぁ。

 

ギャングと、警察。ギャングといえば強盗。香港の強盗王達のことも頭をよぎる。

 

ルイス・クーの上司は姿も見えず、電話先の声も聞こえず、でもかなり謝ってるな。と思ったら、最後の最後に、声が聞こえて、この声って?このくぐもってる声はトーさんみたい。。。演技も下手だな。とおもったら、エンドロール見てトーさんの声だったのがわかり、笑いました。
エンドロールは見よう。

 

ルイスさんと、ウォレスさんはいまからなにがはじまるのか・・・という終わり方だったな・・・

 

しかしいろんな人の想いの交錯が私には面白い映画だった。目が私は離せないうちに終わってしまった。

 

こんかいわたしのトーさんあるある、定年前だから不祥事はごめんだ警察がまたいたな。そんなセリフがあったわな。

 

論語を可愛い歌にしてたのも場面とわたしのなかではしっくりきて、どうしてひとってそれぞれなんだろう、それぞれのひとがいるなかで、世界もしっくりいったり、いかなかったり。としみじみしてしまった。

 

この映画はオール室内ロケだろう。街が映らない。

香港大好きな私だから、み始めた、トーさん映画だったけど、スタジオロケのトーさんの映画もきっと夢中でみれる。ときがついたので、いつか華麗なるオフィスなんたらもみてみたい。(スタジオワーク且つミュージカルって!どんなんや!!!)

 

トーさん沼はおもしろい。

三人行、またみたくなるとおもったので、購入してしまったわ。