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ID/ASDっ子 母が何を考えたか健忘録 思索は変わっていきます。書いて、考えたい。書くことが発散。もやもやをつきはなしていきたい。

無間道 Ⅰ Ⅱ Ⅲ


Ⅰ Ⅱ Ⅲ それぞれにすっごいおもしろかった。み終わったこの話を聞いて大笑い。

俳優さんとか作り手さんの、こぼれ話みたいなのが吹きました。

秋生さんの私服がとか、アンディさんのコンサートがおかしいとかそんな話も出ておりますが、おもしろいです。

 

GYAOで無料というのをしていたのでみたのです。

1を最初みはじめたときかっこよさクールさで、どこかおかしい香港映画が私の日常の活力だったから、途中で見るのをやめてしまったのですね。

その日そんな気分だった。

なんかどっかおかしいのが今見たいなあとなってしまったのです。

わたしは80ぷんすこしで スッキリするのが都合が良かったのですが、この映画は2時間ぐらいずつあるので、それもあって、ちょっと億劫になっておりました。

 

しかし後日、気にはなるし見ようとおもいました。

みてよかったぁあああああ!

 

町山さんたちのこちらの雑談を見てて

 Ⅰ のおわりが中国向けは悪は滅びるでないとならないので、エレベーターから降りたら、逮捕されるバージョンもとったらしいのですが、それを上映しなかったエピソードを聞けた。

そうするとインファナル・アフェア ではなくなっちゃう。無間道でなくなっちゃう。無間地獄で無くなっちゃう。

 

映画は辛い話。無間の地獄の話。生き地獄の話。

善きものには友がいて、恋人もいて、善良な市民としての人生の全うがある。(生きてて笑ってナンボとも思うのだが)

 

エリック・ツァンさん。ニコニコ怖い。ⅠやⅢをみてたら誰も信じてない感じ。いい演技です。Ⅱのときはまだ、黒社会で成り上がろうとしていて快活で、どこか人との繋がりとかも楽しんでる感じで・・・

そういやⅠのはじまりのときも、お寺で、前科もないしみんな警察学校行ってこい。みたいなのを話してる時にお茶をみんなで献杯してる時も、そんなどこかにこやかなイメージがあるのだけど、フランシス・ンさんのお家を壊滅させて事実上トップに躍り出た時から、江湖の孤高というか、孤独なかんじが伝わる演技が印象的でした。組織のボスになった、非情なボスに。そこに確かにあの大事な伴侶であるカリーナさんがいたら、どうなっていただろう。
また彼も安らげる唯一の存在をもう無くしてのボスとしての君臨だから・・・

エリックツァンさんがⅠにて秋生さんの前ですっごいたくさん食べてるシーンと、Ⅱの冒頭で秋生さんの前ですっごいたくさん食べてるシーン。関係性が変わっているかんじがよくわかったり。同じアイコンと場面でもまったくちがっている関係性。ふたりのやりとり、すきですね。そりゃ賞をもらいますなあ。

Ⅱのはじまりのその食事のシーンで、秋生さんが、自分が若い頃の昔話で犯人である悪い奴がのうのうと生きてて、その時殉職した、いい先輩の話をします。悪い奴の頭に銃弾をぶち込んでおけば良かったというのです。このシーンは長々としてるのだけど、頭に銃弾の話をわざわざしたのがあとで、フランシス・ンさんを秋生さん打つ時一発でこめかみだったのと、Ⅲでの銃弾でどこを打つのかの話と繋がってたのが驚きましたわ。

 

Ⅰにて、秋生さんが上環のビルの上から降ってくるシーンはすっごい衝撃。

でもⅢをみてて、生まれたての赤ちゃんのお父さんみたいな感じなのがわかって余計に衝撃です。オムツさげて、トニーさんと情報交換してるシーンがあったものね。お祝いの紅包をわたしていたね。

 

ヤクザと警察に区別がない香港の映画。実際どうなの!!!といってる町山さん。そのネタでつくってるの目立ちますよね。これわたしもおもしろい。香港映画あるあるで、興味深いところです。

ほんとのところどうなのかそそられます。

しかし歴史の流れのなかでこのあたりはおもしろいのですね。ここを文化人類学的に研究してる人の読み物があればすっごい読みたいのです今。

中国の秘密結社からの流れで、香港の街を自警して自治してきて、イギリスから中国に帰っての流れの中で人の動きとかをまとめてるようなものを知りたい。

 

潜入捜査はそりゃ気が病みます。気が病んでいくので心理士さんを、紹介してくれる上司がいるのが、警察で(でも任命は解かないからすごくブラックやな)
気が病んで病んで、どんどんと狂っていくのがアンディさんで、警察にいると、殺すことを目的にしないので、足や腕をシュートして相手の命は守るけど、マフィアの鉄砲は即死の打ち方。Ⅲで、善きもののガンシュートの仕方がわかります。

ああ、Ⅰで、ラムカートンさんがトニーさんをシュートしたのは、即死の打ち方だったなあ。さすが潜入のひと。命を守って警察で調べたらいい人をわざわざ打つのだもの。

でもラムカートンさんも、サムにあんまり力をかわれなかった、剣呑とされたみたいなはなしをしているので、信頼も何もない、裏腹な世界。

 

Ⅲでいよいよアンディさんの気が狂っていくと、わたしたちもわかりにくくなって、画面は二転三転して割れてるコップのはずが割れてなかったり、自分の人格が自分の肉体と心が乖離していくことで、妄想なのか現実なのか曖昧にしてるまんま映画を見せてくれ、私たちも地獄の混乱を疑似体験するみたいになっていて、難解な感じもある。けどこのみせかたは、ある意味ⅠとⅡを見た人へのプレゼントみたいにも思えた。

自分の想像力で主人公の地獄を見てみようみたいな・・・

 

どどんと気持ちが重いけど、この映画が好きだから、これのパロディである、インファナル・アンフェアとかみたらええのかなともいます。
好きだから受け付けない人の気持ちもわかるし、好きだから受け付ける人の気持ちもわかるような気がする。私は断然受け付けちゃうと思う。香港映画のパラドックス感をとても愛してるから。どこかおかしいところを。

 

箸休めは 実に実にキョンでした。 キョンだけは裏表のない感じというか・・・そのキョンさえ、トニーさんは「俺は警察だ」とぶれない。仕事が主軸なので、トニーさんは悪者に仕立てるわけですね「俺は警察だ」とずっと言ってるものね。情には流されないのだった。命はもう尽きているわけですから・・・

 

ただ、幸せになりたかったのだろうとおもう。
別れた彼女の子供もほしかったのだろうし(Ⅰで実は生まれていたのだろうということが台詞のやり取りでわかるのがすごいなと思ったし、Ⅱでは彼女がマフィアの子供を産むとマフィアの業を背負ってしまうというのがいやで彼に断りなく堕胎してしまったことで喧嘩してたシーンがとても印象的でした。それをみてⅠで名誉を復活して暮石が秋生さんのそばに建てられたとき、彼女がお参りに来てたのが余計に胸にのこりました)

 

彼女にすらあかせなかった自分の身分。仕事へのブレない姿勢。
自分の出自がマフィアであるので、そこを絶って善人になりたい気持ち。警察学校を自分の出自から退学になったけど、潜入捜査官として、そこからはじめて、いつか身分を復活して警察の人として善人として生きたいという意思と夢。

そして、紹介された心理士さんとの睡眠療法でそれを明かしてしまわないように、睡眠療法でも用心する。先生には自分を信頼してないと、治療ができないと言われる。

先生と恋愛を重ねていってもじぶんの秘密の仕事は漏らさない。でも最後に明日があれば大丈夫だと、僕の秘密を知っておいてほしいと、おそらく全部さらけ出したんだんだろう・・・

 

出自にまつわるのがれられないものは、フランシス・ンのしていた役もよかったなとおもう。フランシス・ンの抑えた抑えた演技がよかったなあ。セータも似合うし、おぼっちゃま感があって・・・

かれも江湖感というか・・・

このたんびたんび出てくるフレーズがねえ・・・なんかね。

出得黎行 遅早要還 世に出たものはいずれ消え去るって訳だったような・・・わしれた。

ほんとの意味はどんな意味なんだろう。遅かれ早かれ還す?還る?って。。。仏教とかの言葉なんだろうか。その話とかたんびたんびにうつる時計とか、Ⅱはとてもいい映画ですね。でもやっぱりそれはⅠありきなんだよな・・・

ンさん、ええわー。

ちかくにそのまんまのロイチョンさんがいて、実は彼も潜入捜査官だったというのにはびっくりしましたわ。

トー組の気配もありました!Ⅱは。

ンさんは、秋生さんに打たれて亡くなります。打たなくても、潜入捜査をさせてることで、2年間ほどの十分な証拠を得ているのに。 

秋生さんと、エリックさんとの関係性での秋生さんの思いとかでしょうか・・・エリックさんとならうまくやれるかもとかそういうのも含むのだろうか・・・

フランシス・ンさんがいいなと私は感じているⅡでした。

 

あと火鍋ですなあ。あのおっちゃん達の腹に一物な火鍋とか・・・おもしろいなとおもう。やっぱり香港映画のモチーフは素晴らしい。

 

Ⅲは、レオンライさんと陳道明さんがよかったですね。

 

あとは 香港だったところが中国になっていくのが絡んでる話は大体好きです。人のいろんな思いが交差する、そんな時代の話です。

香港がとても景気が良かった頃とかとも重なり・・・いい題材だと思って、想像力がたくさんかきたてられます。

残念ながら私は香港の人じゃない。だからじぶんでいろいろとそのピースを感じて沁み入らせます。
香港の人がいちばん映画を見ていろんな想像や気持ちの高ぶりを持てると思ってお得ですね。あらがえない時代の中、わたしたちはどこにいくのか。

 

 

サミーさんとアンディさんのⅠの和気藹々のこれが幸せ。みたいな世界が良かった。

サミーさんとアンディさんコンビの真骨頂というか。ふたりはこれよねえーな風景。

主人公もそれこそがじぶんの大事なこと。警察の人として、成功して、家庭があって、清廉潔白でいたい。と思ったのはすごく理解できる共感するところなのだけど、それゆえに、ぬけれない道へと転落してくのだなあ・・・

そもそも、憧れの姐さんのために、人を殺していたところから、すごいたくさん人を殺めていったね・・・

カリーナさんはファムファタルな感じを見事に演じておられててそこもすごいよかったです。トニーさんの奥さんなのですね。後で知って。おお。と思いました。

 

解放されない、地獄をみているのが象徴的なのが、最後の車椅子の場面での姐さんやらモールス信号なんだろうね・・・あのモールス信号の言葉が知りたいな。どんな言葉を打刻してるのか・・・

サミーさんとアンディさんにはお年寄り夫婦とかいつか演じてほしいなとかおもう。もしくはさいきんのサミーさんのインスタグラムを見たらめっちゃ鍛えてるので、二人のコンビで、鍛えてる中年カップルのお話の映画つくってくれんかな。鍛えバカみたいなやつ。

 

エリックツァンさんがサッカー選手からスタントマンになって俳優なったとかはなしもしりませんでした。ほんとⅠ、Ⅱ、Ⅲをとおしてみて、気になる俳優さんになりました。

秋生さんはほんと、すきです。ほんと素敵な俳優さん。
最近の映画、惨めな人。みたいなあとおもいます。

 

ⅡはすごくすきだけどⅠありきでⅡがみれるとおもうし、ⅢはⅠとⅡをみていたほうがおもしろい。ⅠをみたらⅠのその後のⅢもきになるとおもう。

 ⅠもⅡもⅢも見ないとなってなっちゃう映画だったですね。

時系列はⅡ⇨Ⅰ なのですが、わたしてきにはⅠをみて、なぜⅠのような人々の境遇があるのかがわかるⅡをみて、Ⅲをみて、映画自体の結末を見守る。は妥当に感じました。

 

それぞれの人たちの全力な仕事がすごい映画を作ったなと思いました。

 

ともだちにみたー!ってはなしたら、昨日くらいにツイッターでアンソニーウォンって実はチャウシンチーとかトニーレオンと同じ世代なんだよねって書いてあってびっくりしたよーって返事が来た。

ほう。

見たら秋生さんが一個年上で、あとの二人は同じ年だった。

秋生さんと、トニーさん、上司と部下、おとっつあんと若造みたいにしかみえない無門道シリーズ。秋生さんの貫禄!

確かに秋生さんと周星馳さんが済公(トーさんの映画だ)で共演してるのは見たことがある。ほんで、トニーさんは周星馳が誘って無線電視の養成所に入ったとかネットで見たりする。

 

へー。そうかあ この世代の人たちが、香港映画をひっぱってるかんじがわたしにはあるんだ。おお

 

第22回の金像奨。マスクが目立つのでSARSの頃だろうか。客席はマスクの人たちが多い。 

全編??20分なるぐらいからにキョンがー!やすらぎだねえ。キョンは。最後映画が受賞した時に、監督さんにキョンがステージに呼ばれてるとこもいいなあ。

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